スマホ用サイトで見る
TOP > 「 供養」習慣が「やさしさ」育てる ~民間企業と尾木ママが共同調査~

日本石材工業新聞2015年9月25日号に、供養の習慣に関する興味深い記事がありましたのでご紹介いたします。
日本石材工業新聞社様のご好意により転載許可をいただき、掲載させていただいております。

「供養」習慣が「やさしさ」育てる
〜民間企業と尾木ママが共同調査〜

平成27年9月25日 日本石材工業新聞(第2058号)より

「お墓参りなどの先祖供養の経験は、他人への思いやりを高めることに役立つのではないか」ということは、以前から言われてきたことであるが、それを統計学的に裏付ける調査結果が発表された(詳細は2面に掲載)。今回の調査が行なわれたきっかけは尾木ママこと教育評論家・尾木直樹氏の発言である。

 今年4月23日に行なわれたイベント《『母の日参り』ハートフルタイム:尾木ママ「母を語る」集い》(主催=㈱日本香堂)で講演した尾木ママに対する取材時に、記者から「ご専門の教育という観点からお墓参りの意義や役割をどうお考えでしょうか」と質問。「お墓参りの回数と子供のやさしさ度合いや気遣いの度合いなどの関連について統計をとって調べてみれば、おそらく強い相関関係が表れるのではないかと思います。お墓参りというのは日本の伝統文化ですし、宗教を問わず広く大きな教育的意味を持つと思います」との返答があった。

 尾木ママのこの見解をもとに㈱日本香堂では、多くの帰省・墓参が見込まれる秋のお彼岸を前に、全国の中学・高校生1,236名を対象として『子ども達の「供養経験」と「やさしさ」の関係性』調査を実施、その調査結果を9月11日に発表した。尾木氏の指導・監修のもとに設計・実施が進められた今回の調査で、習慣的な墓参りや仏壇礼拝の経験値が他者へのコンパッション(やさしさ・思いやり)における統計的有意差に影響していることが認められる形になった。

 この調査結果は、供養が情操教育に良い影響を与え、他人を思いやることができる心を育む効果があることを裏付けるものであり、墓石や仏壇を扱う供養業界にとっては朗報だといえる。墓参や仏壇礼拝の意義を社会に訴求していく上でも説得力のある客観的資料の一つになるものと思われる。

子供の「供養経験」と「やさしさ」の関係性
〜(株)日本香堂が調査結果発表〜

平成27年9月25日 日本石材工業新聞(第2058号)より

(株)日本香堂(代表取締役社長=小仲正克氏、本社=東京都中央区)は去る9月11日、『子ども達の「供養経験」と「やさしさ」の関係性』調査の結果を発表した。

 この調査のきっかけは、テレビでもお馴染の「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏の発言で、『供養行為に対する子ども達の経験頻度と彼等のやさしさの度合いには強い関係性があるはず』という見解をもとに、㈱日本香堂が尾木ママに共同検証を申し入れ、今回の調査が行なわれることになった。

 対象となったのは全国の中学・高校生1236名で、尾木氏の指導・監修のもとに設計・実施が進められた。今年8月にインターネット上で行なわれたこの調査結果に対し、長年いじめ問題を調査研究している尾木氏は『教科書や口頭だけの「徳目」的な道徳教育の強調よりも、具体的に祈る「行為」の力の方が、確実に子どもたちのなかにコンパッション(やさしさ・思いやり)を釀成し、高めることを暗示している』とコメントを寄せている。

 調査結果を概観してみると、中高生の【墓参り頻度】については、「年に2回以上」が30%、「年に1回」が35%と、3人に2人は「年1回」以上と習慣化していることが判明した。【仏壇の礼拝】については、自宅に仏壇のある層の「ほぼ毎日」と非保有層の「(祖父母・親類宅へ)行くたびに必ず仏壇参りをする」を括った「毎回」群は全体の41%を占め、「時々」の37%、「しない」の21%を押さえての多数派となっている。

お墓参りに行く頻度 お墓参りに行く頻度(性別・学校別)

 一方、【他者への冷淡さ】に関する中高生の自己評価については、過半数が他人のトラブルから距離をおき、身を遠ざけようとする自分のクールな内面を否定しきれていないことが明らかになった。【他者への理解・共感】に関する中高生の自己評価では、「弱者への寄り添い」や「親身な相談」など、積極的な援助行動には大多数の中高生が尻込みしている様子もうかがわれる。

 今回の調査のテーマである『子ども達の「供養経験」と「やさしさ」の関係性』はどうなっているかというと、【墓参り頻度】別の2群間で比較した「他者への冷淡さ」に対する否定率と「他者への理解・共感」に対する肯定率に統計学的有意とされる多くの差があることが判明。

墓参頻度別にみる「他者への冷淡さ」否定の割合 墓参頻度別にみる「他者への理解・共感」肯定の割合

 【仏壇の礼拝】においても、習慣的に合掌・礼拝する「毎回」群とその他2群との間で比較した「他者への冷淡」否定率と「他者への理解・共感」肯定率に、統計学的有意とされる多くの差があることもわかった。

 また、墓参「年1回以上」と仏壇礼拝「毎回」の群はいずれも他群に比べ、多項目にわたり「供養の理由」をより肯定的に捉える傾向にあることも明らかになった。

墓参頻度別にみる「供養行為の理由」

 詳細については各グラフを参照していただくとして、調査結果を踏まえた尾木ママのコメントの特筆すべき箇所を引用しておきたい。

 今回の調査は「お墓参りや仏壇に手を合わせるといった経験や習慣のある子どもは、他者に対するやさしさや思いやりがより深いのではないか、という仮説の検証を目的としている」。

 「調査結果から大きく二点に注目したい。第一には、お墓参りや仏壇に手を合わせる頻度によって、《他者へのやさしさ》に対する自己評価にかなりの差が認められる点である」。供養の行為を通じて「他者への理解・共感が内面化されている可能性が高いと言えよう」。

 「第二には、スピリチュアルなものに対する眼差しの違いである。」「先祖といった目に見えないスピリチュアルなものに対する畏敬の念が、家庭の中に文化として息づいていることが推察される」。

 「お墓参りに行き、日々仏壇に手を合わせる子どもたちが少なからずいること、そしてその行為が頻繁で日常化されていればいるほど、他者へのやさしさや思いやり、換言すれば、コンパッションが高くなる傾向にあることが示された」。

※本誌面内では墓参に関連するグラフのみの掲載となっています。
※以上、日本石材工業新聞2015年9月25日号より転載

前のページに戻る TOPに戻る
霊園・お墓の須藤石材